金のゆりかご

金のゆりかご (集英社文庫)

金のゆりかご (集英社文庫)

親なら誰でも、一度は興味を惹いた事があるだろう「天才教育」をベースに次々事件が起こります。

幼児の頃に、天才と持てはやされた子供が、大きくなるにつれ、その才能を失い、それでも残った自分自身のプライドで、潰れてしまう。
その主人公の心の葛藤が興味深いものでした。



後半、思いもよらぬ展開が矢継ぎ早に起こります。

全体的に、少し暗い印象がありますが、読後に「ほっほー」と唸らせるホンでした。