旅へのお見送り
3連休始まったばかりの土曜日、パパのおじいちゃんがお亡くなりになりました。
享年83歳でした。
1年以上前にガンが見つかり、ずっと入退院を繰り返しておられたんです。
うちも親子でお見舞いに行き、12月には、玄武の「早く治ってね」と書いた手紙と、みんなで折った鶴をお渡ししてました。
その頃には随分、お悪くて、意識が戻ったり、戻らなかったりだったのですが、
とても喜んでくれていたと、後で聞きました。
今回、お顔を見に行った時も枕元に置いてあり、「大事なもの」として、棺の中に入れていただきました。
ご遺影は、母が昔撮ったものを使ってもらいました。とてもよい写真だと色んな方にお声をかけられました。
よい写真かどうかは分かりませんが、年2回、お会いする時は、いつもこの笑顔のまま
にこにこ笑ってるおじいちゃん。
耳が遠いせいもあり、あまりたくさんお話した事は無かったのですが、この優しい雰囲気が大好きでした。
お別れの挨拶で、
おじいちゃんは、玄武の年に、お母さんが亡くなり、ずっとおばあちゃんに、育てられたこと。
そのおばあちゃんとも、早くに別れ、「家族」というものに、強い憧れを抱いていたとのこと。
初めて知りました。
お正月とお盆に、「お肉を食べにおいで」と誘われるがまま、大勢でお家にお邪魔し、楽しんでましたが、
その光景が、おじいちゃんにとっては、「望んできたものの一つ」だと思うと、涙がこぼれました。
従兄弟達と、ずっと一緒に入れるので、嬉しくて、黒服集団で、ずっと転げて遊んでいた子供達。
でんぐり返ししまくり。
それでも、玄武は、一度、告別式の途中、お別れの時に、悲しくなって、泣きじゃくってました。
もう分かる年齢になったんだね。
花梨は、お通夜、告別式とも、お経が唱えられ始めると、ぐっすり眠ってましたが。
あのリズムが、ちょうど、睡魔を呼ぶらしく^^;
お別れが惜しくて、故人を想い出しながら、みなさん涙をぬぐっておられましたが、
パパの家系らしく、冗談も飛び交う明るさと温かさのある告別式でした。
母もいつかはこんな風に、子や孫達に泣きながら笑いながら見送られたいもんです。
昨日は、玄武「おじいちゃん、もう着いたかなあ?」って言ってました。
そうだねー、足袋と袈裟と玄武の手紙を持って、旅に出られたんだもんね。
もうすぐ三途の川に到着するところ。
そこから極楽浄土へはもうちょっと長い道のりです。
でも、最後、苦しかった時間を考えるとね、あっと言う間かもしれません。
無事に到着できるようお祈りしましょうね。