地鎮祭
地鎮祭って、野菜を準備しなくちゃいけないらしい。
と友人に聞いていて、野菜準備?夕飯用買物と大して変わんないなと余裕をかましていましたが、おとといの夕方受け取ったお寺からの準備の紙を見てびっくり。
事件、事件よー。しのぶ竹って何?縄10mってどこに売ってるの???塩と洗米ってどんなお皿に盛ったらいいのーーーー。
軽くパニック状態に。
そんなちゃーちゃんを見かねてかそうでないのか、パパ実家が全て準備してくれることとなり、結局母は’スルメ購入専任’となったのでした。ああヤクタタズ・・・。
そして、昨日、母は、花梨とともに、スルメを探して、街を彷徨っておりました。
スルメー、おーい、スルメー。出て来いスルメ。
それにしても、ナゼにスルメなんでしょう?
そりゃちゃんとした理由があるに違いないけれど、スルメ=日本酒?いやビールがいいか?としか発想できないママにはどーも、スルメ様をありがたく拝むのに違和感があります。
でも、最近は、ちゃんとしたスルメってそんじょそこらじゃ売ってないもんなんやね。置いてあるのは、小さいものばかり。私は大きいのが欲しいの!!!
それにしても、かつて、これ程、意中のスルメとの出会いを求めていたことがあったか・・・・。
ああ、もうだめ・・・。会いたい時にあなたはいない・・・・。
なんて台詞イマドキ聞けるのは、韓国ドラマくらい?
とにかく、さまよい続けて、疲れ果てた5軒目、あきらめて、小さいスルメを購入したのでした。
傍目には、ぽかぽか陽気の中、散歩しているのどかそうな親子に見えたはず。
まさか、ベビカーを押してる母の目がスルメに恋焦がれて、血走っていようとは誰も思わなかったに違いありません。
ああ疲れた。
はてさて、そんなスルメ一つで大わらわな母を尻目に、今日は、朝もはよから、パパはじぃじと共に山へしばかりに、じゃなかった山へ竹を切り出しに行っておりました。
竹なんて、どこのどんな家が用意できるっちゅーのよっ!!!のどんな家にあっさり、当てはまっていた我が家。
その竹を軸に、着々と地鎮祭の準備は進んでいきます。
玄武も何やら手伝ってる風。
意外と早く、小一時間もしない内に、完成♪
そして地鎮祭がスタートしました。
人間、やればできるもんです。(←何もやってない。)
何も無いところから、こうやって、ちゃんと仕上がるもんなんやね。(←だから、スルメ買っただけ。しかも、どうみても酒のつまみ)ちょっとした’ダッシュ村体験気分’
よく見りゃ縄たるんでる?下の台見えてる?それまたご愛嬌。
厳粛なお経を唱えているお坊さんは、パパの幼馴染かつ、あーちゃん(祖母)の職場の同僚さん(兼業坊さん。今日は、たまたま非番で有給とらなくてよかったらしい)ってのもまたご愛嬌。
とにかく、今日はいい天気!(コレ重要)
家が建ったら、こんな晴れた日に、子供達を庭で遊ばせるのさっウットリ〜。そこで、エプロン姿のママ。「ケーキが焼けたわよー」「ママのケーキは最高さー」
キャー素敵♪
って、後半部分、吹き替えたアメリカホームドラマ?ミュージカル風になってます。踊り出してよかですか?
たっぷりのお経の間、妄想シーンがじぃじも坊さんも含めた登場人物全てのダンスシーンに変わる頃(嘘、地鎮祭は、結婚式以来の2人の共同作業、鍬入れへ。
後ろから怪しい人影近づいております。(後で、’玄武もしたかったー’と泣きます)
初めての式には、初めて聞く作業があるもんです。
そして、後は、お坊さんが何やら唱えながら、あちこちに塩をまき、今日の為にわざわざ会社を休んで参加してくれたパパ一家(ひぃばあちゃん含む)と共に、地鎮祭を終えたのでした。
妄想はともかく、これから、後、何十年も、玄武と花梨が大人になって、私達が茶をすすりながら日向ぼっこするまで、ここで、どれだけのどんな時間を共有するんだろう。
いつも笑い声の絶えない日々でありますよう。
そんな想いもそっと込めた地鎮祭、無事に終了いたしました。